
「神奈川の女性起業家による個性的な”ものづくり”に迫る!」
2025.02.03
「神奈川の女性起業家による個性的な”ものづくり”に迫る!」

wakokoro
https://lit.link/shopwakokoro
会社プロフィール 代表 wakokoro 原田さん
商品紹介
日本製のクラフトテープを丁寧に手編みしたかばん!

【質問】
日本製のクラフトテープで手編みするバッグの製作を始めようと思われたきっかけを教えてください。
世界中からのインバウンドを自宅に招いて会食しながら日本の生活スタイルを紹介する国際交流を行っていた際に、食品包装紙などの再生紙を含む日本製の紙バンドを使って、日本の美しさを表現したアップサイクルなギフトをとの思いが製作のきっかけでした。
日本古来の色彩で和風テイストでもあり、バッグの形は現代風で様々な装いに合いそうですね!こだわりポイントはどこになりますか?
日本文様をオマージュしたシンプルで洗練されたデザインに日本の五色(黒・赤・青・白・黄)、をベースカラーに京都の風呂敷や倉敷の畳縁などの日本の伝統工芸品を取り入れ、カジュアルにも和服にも素敵になじむものづくりを目指しています。
紙製ゆえの軽さと接着剤を極力使わず、紙を織り重ねて編むことで長く愛用できる丈夫なかばんに仕上げています。
すべてのバッグは本体から付属部品を簡単に取り外せるようデザインしており、持ち手などの付属部品が経年劣化した場合は部品を付け替え愛用しつづけることができ、バッグ本体部分が経年劣化した場合は、はさみでカットしコースターやフラワーベースとして再利用することができるサスティナブルな商品となっています。
かばん本体の軽さも大変魅力的な商品ですが、商品の重さはどれくらいでしょうか?
長財布とスマホが入るSサイズのハンドバッグで200g程度。スマホと同じくらいの重さです。購入者レビューでは軽さと丈夫さに驚きのコメントを度々いただきます。

男性や欧米など海外からも人気とのことで今回オリジナルの形のものをカナコレで製作いただいたのですが、工夫したポイントはどちらになりますか?
今年はメンズとインバウンド向け商品に注力したいと考えておりましたので、日本のA4サイズとアメリカのLetter Sizeのどちらもカバーできる大きめなメッセンジャーバッグにスタイリッシュなコンビカラーのストラップを合わせたオリジナルバッグを製作させていただきました。
もう1点はカナコレさんのイメージからkawaii Japanをコンセプトに
限定カラーとショルダーストラップでkawaiiを表現したオリジナルバッグを製作させていただきました。
商品をカスタマイズされて使用されるお客様も多いとのことでカスタマイズパターンをご紹介いただけますでしょうか。
「じゅうにんといろ みんな違ってみんな素敵」をコンセプトに豊富なカラバリからチェーン・本革・竹などの付属部品をお選びいただける商品や、年齢性別にとらわれずお持ちいただけるようデザインした商品を展開しています。
(以降切り取り②へ移動でおねがいします。)
カナコレを通じてユーザー様へのメッセージをお願いします。
紙だから軽く、紙なのに長く愛用できる丈夫な商品には「弱さも支えあえば強さとなる」とのメッセージを込めヒトモノコトにやさしいものづくりを心掛けています。「wakokoro.eco」のバッグを多くの方に愛用していただけたら嬉しいです。
テラボラ
https://p-1lab.com/
テラボラ 山本さん
商品紹介
個性的な金属工芸商品をファッションや生活のアクセントに!

【質問】
伝統技法やデジタルな技法など変わった金属工芸を始めようと思われたきっかけを教えてください。
デジタル技術は、治具(加工の補助工具)や型を作ったり、パソコンでデザインを描いたり、3Dプリンターでディスプレイ用品を作るなどに取り入れています。例えば、瓢箪(ひょうたん)の帯留めのカーブは、コンピュータ制御の切削加工機で削った木型を使って曲げています。
各種手工芸で電動工具が用いられているのと同様に、こうしたデジタル技術を取り入れるのは自然な流れという考えですが、あくまでも補助的・間接的に活用しています。専用の道具を手軽に作れる点も魅力です。大学で機械工学を学んだ経験が、道具作りや技法に自由な発想を取り入れる助けになっています。
金属工芸に進んだきっかけも、3D-CADのデータを活用する仕事をしていたときの出来事です。これからも伝統技術とデジタル技術を融合させたものづくりを続けていくことと思います。最近は、気温や湿度を記録するためにIoT機器を使い、データ分析をする試みも始めました。
気温や季節などで仕上がりも変わってくる金属工芸は自然とのコラボ作品ともいえますが、工夫されている点などどのあたりになりますか?
金属は自然から生まれた素材です。テラボラでは、着色料や接着剤をできるだけ使わず、「土に還るものづくり」を目指しています。接着剤を避けることで、長く使えるだけでなく、素材を資産として次の世代に引き継げるようにもしています。
金属の色付けは主に化学反応です。そのため、日々試行錯誤です。気温や材料の配合を記録するなど、安定した結果が得られるよう工夫しています。また、手に入らない材料の代わりを探したり、昔の技法を応用したりして知見を深めています。
左利き用の商品など量産ものとは違った個性があふれた商品が多いですが、商品化発想のヒントはどちらからですか?
どれも、日々の中での「あったらいいな」「あるといいかも」「たのしいかも」な思い・気付き・閃きから生まれています。ニッチなものが多めですけど、「家内制手工業」なので、ニッチでよいかなと。テラボラの品で、誰かがよい顔・よい気分になったらいいなと作っています。もちろん、誰かには家族や自分自身も含まれます。あと、「粋(いき)」も欠かせない要素です。「粋(いき)」を感じて頂けたら幸いです。

購入されたお客様からの感想はどんなものが多いですか?
「気持ちが豊かになる気がする」「普通の調味料が豪華に見えて、小さな感動を抱いた」「(普段使いのシーンが)かわいくなる」など、日常のシーンをちょこっと飾るお手伝いができているような言葉をいただくことが多いです。
良いものを長く愛用できるよい商品ばかりですが、イチオシ商品を教えてください
迷う質問ですね。今回は数点だけをセレクトしましたが、実際は品物のジャンルが多岐にわたるので…。あえて言うならば「左手用の菓子切り」でしょうか。しかし、購入いただくのは「右手用」ばかり。いつか、「左手用」を欲している方の元に届きますように。
あっ。カナコレきっかけで誕生した「あの数字の銅タグ」もいい勝負です。素材の妙を愉しんで欲しいです。
カナコレを通じてユーザー様へのメッセージをお願いします。
カナコレのコンセプトを聞いたとき、選んでいただけたこと、とても光栄に思いました。
金属の手しごとが生み出すのはアクセサリーだけではないのです。この機会を通じて、多くの方に金属や金属工芸について、興味を持っていただけたら嬉しいです。