ミハマ(MIHAMA)×サンリオ(ハローキティ)×TXCOM 対談
2022.08.01
タイトル ミハマ(MIHAMA)×サンリオ(ハローキティ)×TXCOM対談
ミハマ(MIHAMA)×サンリオ(ハローキティ)×TXCOM
「長く愛され続ける」という共通点を持つ、ベストパートナー
「長年人気の愛されキャラ」と「リボン」がプロモーションキャラクター起用の理由に
1923年(大正12年)に、注文靴の専門店として横浜元町に開業した老舗靴店「MIHAMA(ミハマ)」。流行にとらわれないデザインと自由な発想で製作した「ミハマオリジナルシューズ」は、1970年代に流行した「ハマトラ」ブームとともに爆発的に売れ、ミハマブランドを一気に全国へ広めた。当時大流行した、つま先が丸くヒールの低いカッターシューズは、今もなお「ミハマの顔」として根強い人気を誇っている。
2023年に創業100周年を迎えるミハマでは、「ハローキティ」を100周年記念プロモーションキャラクターとして起用し、5月11日より限定コラボレーション商品「MIHAMA×HELLO KITTY」を販売している。
株式会社ミハマ商会 事業本部長 兼 営業統括部長の児桜 淳氏は、今回のコラボ企画についてこう話す。「キティちゃんは、多くのひとに長く愛され続けているというのが、今回のコラボの大きな理由です。親子三代にわたり愛され続ける靴屋として成長した弊社と、キティちゃんの歩んだ歴史はよく似ていると感じています。また、来年100周年を迎える弊社の代名詞でもある『リボンパンプス』が、キティちゃんのトレードマークであるリボンとマッチすることも理由のひとつです」
キャラクターの起用は、ミハマの長い歴史のなかで初めてのことだという。ミハマとの共通点も多く全世代に訴求力の高い「ハローキティ」を起用することで、ミハマブランドを若い層にも訴求したいという狙いもあるようだ。
元町本店は、ハローキティ一色に!ハローキティを通じてミハマを知ってもらいたい
100周年記念のプロモーション展開について、株式会社ミハマ商会 事業本部 財務部 部長の山田 雄太氏は、「キティちゃんを用いたミハマ元町本店の店舗装飾やフォトスポットとして大型パネルの展示、駅等でのポスター掲示、ショッピングバッグなどを展開しています。そして、現在制作を進めているところですが、弊社HPで、キティちゃんの登場する100周年記念実写動画の公開を予定しています」と話す。
限定コラボレーション商品「MIHAMA×HELLO KITTY」は、靴とバッグの2種5商品。ミハマの定番人気商品であるフラットシューズに「ハローキティ」のトレードマークであるリボンをあしらった、デザイン性と機能性に優れた靴(2色)と、同じく本革のリボンチャームを付けたバッグ(3色)を展開している。
商品展開について児桜氏は、「弊社商品の特徴であるトラッドスタイルと、キティちゃんの可愛さが融合した『大人可愛い』商品に仕上がっています」と話す。
児桜氏は、今回のコラボ企画の目的は、商品を売ることだけではないと続けた。「万人に愛されるキティちゃんをプロモーションキャラクターに使うことにより、ミハマ商会というのはどんな会社なのか、より多くのひとに知っていただくことが、創業100周年コラボ企画の最大の目的なんです」(児桜氏)
若い世代にも愛されるハローキティは、老舗ブランドの大使の役割を担う
今回の展開について、「ハローキティ」のライセンサーである株式会社サンリオ ライセンス営業本部の佐野 優花氏は、「コラボにあたり、横浜元町にショッピングに来たハローキティと靴職人のディアダニエル(キティのボーイフレンド)という、ミハマさんオリジナルのキャラクターデザインを描き起こしました。今年48周年を迎えたハローキティは、サンリオ社内で、ミハマさんと同じく『三世代に愛されるキャラクター』と位置付けられています。また、ハローキティのリボンには『ひととひととの心をつなぐ仲良しのシンボル』という意味があるので、今回の100周年記念プロモーションで、ミハマさんとお客様の仲良しの輪が広がることになれば嬉しいです」と話す。
「ハローキティ」は、これまでにも、さまざまなブランドとコラボしてきた。幅広い年齢層からの認知度と、ライセンシーごとのオリジナリティのあるデザイン性が強みである「ハローキティ」は、老舗ブランドの顧客層を、祖父母から父母、孫まで拡大してきた実績を持っている。
株式会社テレビ東京コミュニケーションズの地域MD・ECプロジェクト コンテンツプロデューサーである河野 共美氏には、コラボ展開の今後について伺った。「当社は、本企画のPR&商品化パートナーとして、ライセンス契約支援や商品化支援、当社が運営するECサイト『カナコレ』での商品の販売などを行っています。
秋冬には、本コラボで描き起こしたミハマさんオリジナルのハローキティのグッズの販売を企画しています。クリスマスプレゼントに最適な高級感のある箱やラッピングで、思い出や記念となる特別感を演出できればと思っています(河野氏)」
ライセンサーとライセンシー、それを橋渡しするパートナーの想いが重なり、単なる商品化ではないライセンス展開が実現。この企画の成功が、また新たな老舗ブランドと歴史あるキャラクターとの展開を生むことを予感させる。
<収録・2022年4月27日 ミハマ元町本店にて>
出典:2022年5月31日 CharaBiz.Com掲載