「今までにない味わい!スパイスの味が癖になる」「飲んだ瞬間、お腹の底からポカポカするのが不思議…これぞスパイスの効果」「ノンアルのカクテルみたい!」とSNSで話題! 「クラフトコーラ」の存在をご存知でしょうか。
シンプルで奥深く、飲みやすい…誰もが安心して飲める身体にやさしいコーラ、それが「クラフトコーラ」。皆さんが良く知る「コーラ」の起源をたどると、実は1886年にアメリカの薬剤師が開発した栄養ドリンクがはじまりだったと言われています。
今回「カナコレ」では、神奈川県初となる「横浜クラフトコーラ」と「よこすか海軍カレー」を始めとした神奈川県の特色あるレトルトカレーを販売。
「横浜クラフトコーラ」は、横浜に構えた専用工房でひとつ一つ手作り。添加物などは一切使用せず、滋養強壮や美容効果が期待できる数種類のスパイスや砂糖をブレンドし、湘南ゴールドなどの柑橘類も全て国産にこだわりました。
この販売を記念して、「横浜クラフトコーラ」の開発・販売を担当する「Gold Heart」岡野授ニ矢社長、よこすか海軍カレーを手掛ける「ヤチヨ」の鈴木孝博社長、スパイス料理研究家として幅広く活動し、「横須賀カレー大使」としての顔も持つ、一条もんこさんによる豪華鼎談を開催。「横浜クラフトコーラ」の魅力やスパイスにまつわる秘密まで…お話を伺いました。
●スパイスには、基礎代謝や新陳代謝を上げる効果やアンチエイジング効果、発汗作用があるとも言われています
――今回「カナコレ」で、オリジナルパッケージの「横浜クラフトコーラ」が発売されます。まずは試飲した感想からお聞かせください。
もんこ「今年の夏、スパイスやカレー好きの人達の中で“クラフトコーラ”がとても話題になったんです。私が開催しているカレーのレッスンでも『クラフトコーラを作りたい』という声があって…。元々注目していましたが、そんな中、偶然生徒さんから『横浜クラフトコーラ』をプレゼントしていただいたので、レッスン中に『横浜クラフトコーラ』で乾杯したんですよ。まずは原液をそのまま、その後は炭酸で割って飲んで、『本当にコーラだ!』と思いました(笑)。コーラなんですけど、しっかりとスパイスの味と香りがするので、『これは新しい!』と。カレーシロップみたいなものって結構あるんですけど、全然違うスパイスのドリンクだなと感じました。カレーにもものすごく合いましたし、とても美味しかったです」
岡野「ありがとうございます! もんこさんにそういって頂けると嬉しいです(笑)」
もんこ「カレーシロップも炭酸で割ったりしますし、カレーラムネとかありますよね。カレー〇〇というのは結構あるんですけど、本格的にスパイスに特化してというのは今まであまりなかったような気がします。そういう意味でも新しいなと思いました。スパイスがダイレクトに体に入ってくるような…もはやカレー食べているといっても過言ではないかも(笑)。発汗するような、お腹がポカポカするような感じとか…。炭酸を入れると結構キレがあるので、コーラっぽさもあるし面白いなと思いました。あと、原液を隠し味としてカレーに入れてもいいなと。幅広く活用できそうです」
鈴木「僕は、岡野さんと出会って初めて『横浜クラフトコーラ』を知りました。もんこさんと同じようにまずは原液で、炭酸で割って飲んだり、麦焼酎やウィスキーに入れたり…いろいろ試して飲んでみました。アルコールとの相性は抜群でしたね!
もんこさんが仰ったように、カレーもクラフトコーラもスパイスが元になっていますし、試飲した後、岡野さんに『ぜひ、横須賀ブランドのクラフトコーラも作ってみたい』とお話させていただいたんですよ。スパイスが様々なジャンルで注目されていますし、カレーを含め、横須賀・横浜でしっかりスパイス系を盛り上げていきたいなと。実は今、岡野さんにご協力いただき、三浦半島でクラフトコーラに加える素材がないか探しているところなんです。横須賀はカレーの街なので、クラフトコーラと一緒に飲んでいただければさらに盛り上がるのではないかと思っています」
岡野「横浜で細々とやっているスープカレー屋のクラフトコーラをこんなに楽しんでいただいて本当に光栄です。もんこさんが仰ったように、実際にうちでは飲むだけではなく、“食べるクラフトコーラ”としても売り出しています。カレーに入れたり、豚の角煮やクリームチーズ、魚のカルパッチョなど、料理ともすごく相性がいいんですよ。少し入れるだけで、味に深みが出るような気がします」
コークハイ専用コーラとクリームチーズでアミューズブーシュ
※レシピはコチラ!
――「横浜クラフトコーラ」もスパイスから作られていますし、ここ数年は、街中でも本格的なスパイス専門店を多く見かけるようになりました。スパイスの奥深さや世界に魅了された芸能人も多いような気がします。美容や健康効果も謳われていますが、プロの皆さんからご覧になった“スパイス”の魅力はどこにあるのでしょう。
岡野「スパイスの考え方は基本的には漢方と一緒で、医食同源、病気になりにくい体を作るのを補ってくれるものと思っています。ですので、皆さんの健康のためにも、カレーをもっと食べていただきたいですし、クラフトコーラもたくさん飲んでいただきたいと思っています。
中でも今、特に注目されているのが、『横浜クラフトコーラ』でも使っているシナモンです。シナモンは“スーパースパイス”と言われており、まだ研究段階らしいんですけど、冷え性や毛細血管を修復し、もしかしたら若返りの効果があるんじゃないか…など、さまざまな効能が検証されています。研究がもっと進めば、やがては認知症、脳の細胞まで治せるのではないか…という見解も。そういった意味でもスパイスは、かなりの可能性を秘めているにではないでしょうか。僕自身、そういった部分も含めてスパイスの魅力に引き込まれたところがあるので、“美味しい薬”だと思っています」
もんこ「医学的なことはあまり言えませんが、スパイスには、基礎代謝や新陳代謝を上げる効果や、アンチエイジング効果、発汗作用があるとも言われていますよね。数年前、シナモンには抗酸化作用があり、肌細胞を活性化する作用があるとメディアで言われたことがあり、スーパー中のシナモンがなくなったことがありました。家庭にあるスパイスのナンバーワンがシナモンだという話も聞いたことがあります。『横浜クラフトコーラ』は、わりとシナモンの香りが感じられるので、そういう意味でも入りやすいですし、アロマのようなリラクゼーションを楽しみながら飲んでいただいてもいいのかなと。
私は、いつも料理教室の生徒さんたちに、『スパイスは食べるアロマだ(笑)』と言っていますが、スパイスには体の機能を活性化する、脳のセロトニンの分泌を促す作用がある、ハッピーホルモンが出るとも言われています。よく『カレー店のオーナーは元気な人が多い』とも言われていて、鈴木さんや岡野さんからも、なんというかパワーが感じられるんですよね(笑)。精神的にもスパイスはいいのかなと。例えば、『横浜クラフトコーラ』をお土産に渡す時、“元気の素だよ!”という感じ渡したら、さらに喜ばれるかもしれません」
鈴木「僕もちょっと医学的なことを…。ここ2年ぐらいスパイスカレーがブームになってきていますが、“なぜ今まで注目されなかったのか”を考えてみたんです。やはりそこには、日本人が生活する中で、自分の体のことをよく考えるようになってきていることが関係しているのではないかと。中国でもインドでも、世界の人たちは当たり前のようにスパイスの料理を体の安定剤として食べています。それがやっと今、日本人の食生活にマッチングしてきたのではないかと。お2人がおっしゃったように、スパイスには様々な効能がありますし、スパイスカレー屋さんが増えてきているので、みんなドンドン食べ歩いて、体にスパイスを取り入れて健康になって欲しいなと思っています」
――私も試飲させていただきましたが、炭酸で割ってレモンを入れて飲むと、すぐに体の奥底からじわじわと温まっていくのを実感することができました。空腹も満たされるような気がしましたし、テレワークでのストレスが軽減されるような効果も(笑)。大変美味しくいただきましたが、岡野さんはこの味にたどりつくまで、相当な試行錯誤を繰り返されたと伺っています。
岡野「100回では済まないくらい作り直しています。コロナ禍になるちょっと前、“そもそもコーラって何からできるんだろう?”と不思議に思って調べてみたら、『あれ? スパイスでできてるじゃん』ということがわかったんです。スパイスに携わる者として、『これは挑戦してみないといけない!』という気持ちになりまして…。さらに、うちにはコーラが大好きな息子がいるので、彼が『美味しい』と言うまで頑張って開発していこうという思いで、ひたすら開発を続けました。
スパイスを純粋に使っていると、スパイス本来のえぐみや漢方臭さ、酸味も立ちますので、子どもにはなかなか受け入れてもらえませんでした。特に、香りだけを抽出するところでとても苦労しました。子どもは五感が鋭いので、香りや味にすごく敏感で正直なんですよね。苦手な香りとかすぐわかってしまうので、バランスや温度、入れるタイミングとか、いろんなものがカレーとはまた違った難しさがありました。湘南ゴールドやレモンを加えるタイミングだけでも、かなり苦労しました」
――開発にあたって、特にこだわった点はありますか?
岡野「子どもに受け入れてもらえるようにいろいろ考えた結果、出た答えが“味の丸み”でした。うちのクラフトコーラを『一言で言うと何ですか?』と聞かれたら、『丸さ』なんですよね。スパイスの棘をひたすら取り除いた丸さ。スパイスカレーとはまたちょっと違う、ダイレクトにガツンというよりは子どもでも飲みやすい“丸さ”にこだわりました」
もんこ「たしかに、しっかりスパイスを感じるのにものすごく飲みやすかったんですよね。岡野さんのお話を聞いて、その理由がわかりました。お子さんは正直ですからね。自分が開発する時もそうですが、お子様と女性がOKだったらあとは大丈夫みたいなところがあるんですよ(笑)。味に敏感な子どもや女性が素直に美味しいと思ってくれる…そこに持っていくまでが難しい。ましてや飲み物ですからね。調整はすごく難しかったのではないかと想像します」
岡野「家族全員が『うん』と納得するまで粘りました。クラフトコーラはすでに世の中にたくさん出ていますし、『もっとスパイシーな方が…』という概念もあると思いますが、『横浜クラフトコーラ』は、ターゲットをもっと広くしたかったんです」
もんこ「それでいいんじゃないでしょうか。『スパイス=絶対にとんがってなければいけない』ということはないと思いますし…」
鈴木「我々もいろんなカレーを作りますが、一番大切なのは“自信に変わる瞬間”だと思うんですよね。岡野さんがおっしゃったように『うちのクラフトコーラは丸みでいくんだ』というしっかりとしたコンセプトがあることが大事で、あとはそこに向かっていくだけなんじゃないかと。最初は『本当にこれでいいのかな?』という不安もありますが、一度ブランドのコンセプトを決めたら、そこに向かって進んでいけばいいのではないかと」
もんこ「本当にそうですよね。『横浜クラフトコーラ』がどういう経緯で作られたのか…コンセプトを知りたかったので、お話が伺えて良かったです。皆さんにこの背景を知っていただいた上で、飲んでいただくのがベストかもしれませんね」
岡野「サプリメント代わりに、ぜひスパイスやクラフトコーラ、カレーを取り入れて頂きたいですね。注目していただければと思います!」
【岡野授ニ矢 プロフィール】
北海道で食品工場向けの営業を長年経験し、北海道の食材を食べ尽くし、最後に辿り着いたのがスープカレー。サラリーマンをしながら、北海道の複数のスープカレー屋で修業をし、その後、横浜市旧市庁舎の近隣にて、スープカレー店「KIFUKU」を構える。
コロナの影響により飲食店売上激減する中、スープカレーのスパイスのノウハウを用いて、神奈川県初のクラフトコーラとなる「横浜クラフトコーラ」を開発。ラベル・パッケージを変更した「カナコレ」オリジナル商品を手掛ける。
【鈴木孝博 プロフィール】
1983年横須賀市久里浜にて「ヤチヨ」を創業。レトルトカレー「横須賀海軍カレー」の販売、横須賀海軍カレーレストラン2店舗、横須賀のアンテナショップ2店舗の経営、業務用食品等卸売、オリジナル商品の開発など、幅広いビジネスを展開している。行政と連携し、横須賀、三浦半島の魅力の発信にも注力。
【一条もんこ プロフィール】
1977年生まれ、新潟県出身。スパイス料理研究家として、テレビ、ラジオなどメディア出演、書籍出版など多数。新潟カレー大使、横須賀カレー大使に就任し、カレーによる地域おこしの活動も積極的に展開している。
横浜クラフトコーラ◇ 500ml
5,000円(税込)
横浜クラフトコーラは、横浜市旧市庁舎近くのスープカ
レー店「スープカレーKIFUKU」が開発しました。
神奈川県の素材(小田原産レモンや湘南ゴールド)をふん
だんに使用し、スープカレー作りで培ったスパイスに関する知識・経験を活かして試行錯誤を繰り返して、横浜クラフトコーラが出来上がりました。
お家で横浜クラフトコーラ♬ 500ml
5,000円(税込)
横浜クラフトコーラは、横浜市旧市庁舎近くのスープカ
レー店「スープカレーKIFUKU」が開発しました。
神奈川県の素材(小田原産レモンや湘南ゴールド)をふん
だんに使用し、スープカレー作りで培ったスパイスに関する知識・経験を活かして試行錯誤を繰り返して、横浜クラフトコーラが出来上がりました。
記念艦三笠よこすか海軍カレー
700円(税込)
今回、対談に参加していただいた鈴木社長の経営する横須賀の「ヤチヨ」で販売している記念艦三笠よこすか海軍カレー。
【よこすか海軍カレー】明治42年発行のレシピ「海軍割烹術参考書」にある「カレイライス」のレシピを基に、食べやすく復元しました。